驚きました

 
 すっかり訃報メモ欄のようになってしまいましたが(汗)
 
 推理小説作家・今邑彩さんが亡くなられたそうです。
 57歳ということで、まだまだ書いていける年齢だったのに……と思うと寂しく、惜しい気持ちがしてなりません。
 
 乳ガンを患っておられたそうで、たしかに最近では新作をお見かけすることも少なくなっていたように思います。
 もし、切除術などを受けられていたとしたら、腕の動きにも妨げが出ていたでしょうし、書きたくとも書けない、という状況にあったのだとしたら、さぞかし作家として口惜しく思われていたことでしょう。
 まして、一人暮らしをしておられ、亡くなって随分と経ってから発見されたとか……
 様子うかがいをする編集者の一人もいなかったのかと思うと、どうしようもない怒りのようなものが湧いてきます。
 変にトリックや何やらに頼るのではなく、ごく普通に、すこし「怖い」話を淡々と書いていた作家さんというイメージがあり、そういう人が減ってきているなぁという思いも持っているので、余計にそう思うのかもしれませんが……
 
 御冥福をお祈りいたします。