遺伝

 
 先日、子どもたちの学校で運動会があった。
 学年から2人づつ代表が出て競い合う「紅白対抗リレー」(1〜6年へバトンして走る)で盛り上がったんだけど、その中に図抜けて速い男子がいた。
 同じ町内の子で、その子のパパさんも町内屈指のスポーツマン。
 当然のことながら、足は速いし、運動神経も抜群。
 なるほど、あのパパさんの息子だけあって、走るのが速いねぇ……と我が家でも話題になった。
 
娘 「遺伝って、あるんだねぇ」
私 「そりゃ、そうだよ。
   Mくん(速かった子)のおうちは、パパもだけど、ママもスポーツするじゃない?
   遺伝もあるし、小さいときから一家でスポーツしてるって環境もあると思うよ」
娘 「なるほど!(ぽん、と手を打つ)
   だから、娘は腐ってんだね♪
 
 娘。
 そこは喜ぶところなのか?(汗)
 たしかに、きみの母はクサッてるし、きみの父はマニアだ。
 だからって、自分が腐女子だってことを激しく納得するなよ。
 
 まぁねぇ……
 運動会が終わって疲れてるだろうに、
「友だちんとこにビデオ観に行くね!
 『黒執事』の1話を録画してあるんだって♪」
 と、嬉々として飛び出してくような娘だからなぁ。
 腐れてない、とは、とてもじゃないけど言えんわな。
 つか、5時には帰ってくるって約束したくせに、
「『ひだまり』のビデオも視てるから、少し遅れるよ」
 とメールしてくる娘も娘だが、
「母は沙英さんが、父はヒロさんがお気に入り」
 と返信する親も親かもしれない、と思う今日このごろ。
 ちなみに、娘は「宮ちゃん派」だそうである。
 
 ……主人公はどうした?