自分で間違えたんだから

 
 スーパーへ行ったら、煙草のワゴンセールをやってて。
 景品を2個つけてくれるって云うんで、相方が1カートン買った。
「カード電卓」と「扇子」を景品にしてもらい、娘と私が各々もらった。
 
 帰宅して、カートンを開けようとした相方が、
「あれ? これ、ロングサイズのほうだ」
 とビックリしたように一言。
 相方がいつも喫ってる煙草には、ショートとロングがあって、いつもはショートを喫ってるのに、気づかずにロングを買っちゃったらしい。
 レジでお金を払ったのは私なんだけど、ショートと値段が同じだったんで、気づかなかった。 
 てっきり、ロングのほうが高いと思ってたもんなぁ(汗)
 
私 「どうすんの?」
相方「もう煙草なくなっちゃったし、とりあえず1箱は喫うよ。
   またショート、買っといて」
私 「いや、買うのは良いんだけど、そのロングはどうすんの?」
相方「捨てる」
私 「はいぃ?!」
 
 あきれたね。
 煙草のみが、自分の好きな銘柄の煙草じゃなきゃ喫いたくないって思う、その気持ちは解るよ。
 私だって、煙草のみの端くれなんだしさ。
 だけど、今回間違えて買ったのは君自身だよ、相方。
 1カートン3千円、まるっと灰にするならまだしも、灰にもせずに捨てちまおうとは、どういう了見だ。
 
 あまりのことに、私が黙りこくってしまったので、相方も「マズい?」と思ったらしい。
「喫うよ、喫うからさぁ。次は、ちゃんとショート買ってきてよぅ」
 と、妥協案を提出してきた。
 ちゃんともクソも、私ゃいつもショートしか買ってこんとよ!
 
 本日のお言葉。
 自分の喫ってる煙草ぐらい、間違えずに買ってくれ──頼むから(涙)