素人が考える「良いソフトウェア」の条件。

 
 べつに、そんな大仰な話じゃないんだが。
 先日、PCを新しくしたため、各種ツールもインストールしなおすことになった。
 そのときに思ったこと。
 
 インストールの案内が親切なソフトは、良いソフトウェアだ。
 
 悪い例に挙げて、申し訳ないが……たとえば、Fire Fox 。
 こいつを通常のブラウザとして使用してる私だが、最初は本当にとっつきにくかった。
 もとが技術者向けのツールであるせいか、技術屋にとって当たり前のことは、いちいち説明してくれないんだな。
 だから私は、ずいぶん長いこと、Fire Fox はCドライブにしかインストールできないと思いこんでた(汗)
 だって、インストール先のドライブ指定が出ないんだもん。
 ところが、これが思い違いで。
 インストールの際、「カスタム」を選択してやれば、インストール先のドライブも指定できる、ということを相方が教えてくれた。
 
 そんなん判るかい(怒)
 
「カスタム」って云ったら、機能を取捨選択したりすることかなって思うやん!
 まさか、インストール先の指定をすることが「カスタム」に含まれるだなんて思わないよ。
「カスタム」=「上級者向け」なんて書いてあるし、今までそのツールを使ってきて、機能に詳しい人が選ぶ項目だって気がするだろうが。
 一太郎とか、ホームページビルダーとか、いろんなツールをPCに入れてきたけど、それらの場合、
「インストール先にフォルダを作成します」
 という、ことわり書きが出て、ドライブの変更がしたければ、そこでできるようになってた。
 その親切さが当たり前だと思ってた。
 だから、Fire Fox で、それが出ないのは「Cドライブ以外にインストールすることは許さねぇぞ」って意味だと思ってたんだよね。
 でも、実際には、そうじゃなかったわけで。
 そんならそれで言ってくれたらイイのに……と、ぶつくさ言ってたら、相方が、
「それぐらいは思いつくだろ?」
 だと(怒)
 そりゃ、技術屋にっては当たり前かもしれないけど、普通のユーザーには判んねぇだろう、そんなの。
 そんな考え方だから、いつまで経ってもユーザーに優しいソフトウェアの設計ができないんだよ……と思いながら、「Nero」のインストールにかかった。 
 そしたら、「Nero」は、ちゃんと出るじゃないか♪
 インストール方法を「標準」か「カスタム」か選ぶところで、「カスタム」の説明として、
「インストール先のフォルダを変更したい場合は、こちらを選択してください」
 と明記してある。
 実に解りやすい♪
 ツールを使い始める以前、インストールの段階から気配りのあるツールってのは、やっぱり嬉しいし、その後の使い勝手も良い場合が多い。
 ソフトウェアの設計思想に、そういう感覚も取り入れてほしいものだ……と、しみじみ思ったよ。
 
 
追記:17時07分
 
 このエントリーを書いた後で、Office2007のアップグレード版をインストールした。
 インストール時、「アップグレード」と「ユーザー設定」という2つの選択肢(画面に詳細説明はなし)が出たんで、何の気なしに「アップグレード」を選択したんだな。
 
 やられたね(苦笑)
 
 私は「アップグレード」を選んだあとで、インストールに関するカスタマイズができると思ってたんだけど(思いこんでてマニュアルの確認を怠った私も悪いってことは認める)、カスタマイズしたかったら、最初から「ユーザー設定」を選ばなきゃならなかったんだ。
 できれば、「Outolook2007」を入れたくはなかったんだが……
 ついでに言うと、Officeを入れただけで、ATOKを無視してMS-IMEが優先されるようになるってのは、どうなんだ(怒)
 ずっとATOKを通常使用するって設定にしてたのに。
 こちらのユーザー設定を頭から無視して、MS-IMEに切り替えやがって……
 諸般の事情により、入れざるを得なかったOffice2007だけど、こんなにタコだったとはねぇ……(涙)