最近は「校正係」って職が無くなったのかねぇ

 
 せんだって、何刷も重ねてるのに、ちっとも誤字脱字が減らないラノベについて書いた。
 そして、相変わらず、懲りもせずに読みつづけているのだが、どうしても納得できない誤字がある。
 この作家殿、「ギョウコウ」という言葉が好きらしく、よく使う。
 もちろん「思いもかけない幸運」という意味においての「ギョウコウ」だ。
 ところが、使ってる漢字が悉く行幸なんだよな。
 それは、天皇陛下が皇居から出て他処へ行かれる際に使う言葉だっつーの!
 あんたの使いたい意味の文字は「僥倖」
 頼むから、それぐらいは解って使ってくれ。
 それから、編集者!
 アニメ化に浮かれて、声優と一緒に生番組に出てるヒマがあるなら、今まで出てる分を通読して誤字脱字(とくに作品世界に関する用語)をチェックして、とっとと修正しろ!
 編集者のサラリーマン化が言われて久しいけれど、自分が手がけた本に対して、ここまで責任を持たない編集者と云うのも珍しいんじゃないのかね。
 
 まぁ……自分の作品の、とんでもない誤字に気づかない作家殿も作家殿だとは思うんだが……
 くやしいけど、話が面白いから読んじゃうんだよな。
 だからこそ、ヌケてる部分は編集に埋めてほしいと感じるのだ。
 これって贅沢な望みなのかねぇ、現代では……
 
 境界線上のホライゾン1〈上〉―GENESISシリーズ (電撃文庫)     境界線上のホライゾン (Horizon on the Middle of Nowhere) 1 (初回限定版) [Blu-ray]