任天堂の問題点
まぁ、集約すれば、
「花札屋にユーザーインターフェイスについての理解を求めるだけムダ」
ということになるんだろう。
Wii版『街へ行こうよ どうぶつの森』を購入したのを機に、Wiiをネットに繋いだ。
したらば、しょっちゅうピカピカ光って(=勝手に通信して)むちゃくちゃ鬱陶しいって話は以前に書いたんだが、今度はその次の段階だ。
友だちも『街もり』を買ったから、「ともだちコード」や「Wiiばんごう」を交換して通信できるようにしようって話になった。
この「Wiiばんごう」の取得方法が判らないと来たもんだ(爆)
『街もり』の公式サイトで、これらのデータを交換すると、お友だちと「Wii伝言板」に書き込みあったりできるよ、という案内をしてる。
したらば、普通はその案内のページから「Wiiばんごう」を取得するのに参考できるページに飛んだりとか、しないだろうか。
もちろん、Wiiの説明書を読めば判るだろうとか、そういう正論を出されたら、どうにもならないんだけどね。
ユーザーにとっての解りやすさや利便性を考えたら、そういうリンクを貼るのが普通じゃないかな、という気がするんだわ。
結局、検索かけて、個人的にWiiについての案内をまとめてるサイトを見つけ、そこを参考にして番号を取得した。
取得にいたるまでの画面がキャプチャされてて、すごく解りやすかったよ。
そのまとまり方を見るにつけ、
「これって、花札屋本人がやるべきことなんじゃないかなぁ」
という気持ちが強くなったね。
子どもから大人まで、今までゲームに触れたことがなかった人でも、家族で楽しめるように……というのが、Wiiの基本コンセプトにはあったと思う。
少なくとも、私は社長の演説だかお題目だかを聞いたときに、そういうゲーム機なんだな、と理解した。
なのに、これだよ。
魅力のひとつであるはずの、24時間お友だちと通信できます、という機能──その準備段階で蹴躓くようにできてるわけだ。
任天堂のファンっていうのは、考え方とかインターフェイスの利用の仕方が任天堂ライクになってるんだと思う。
だから、ファンだったら、さほど迷わずに目的の情報を手に入れることができるんだろうが、私みたいに任天堂ファンじゃあり得ねぇって人間にとっては、そこに到るまでの道筋は、しごく不自然で判りづらいものになっている気がする。
まったく……もうちょっと考えてくれんかなぁ。
普通には見つけられないと思うよ、あれは。
もうすこし、ほんの少しでいいから、視線をユーザー側にスライドさせて欲しい。
それも「ファン」ではなく、一般のユーザー側に、だ。
自分らの考え最高! みたいな目線でやってくと、どこかで破綻すると思うよ。
いやいやマジで。