10回くらいは待ってほしい

 
 家の固定電話にかかってきたとき、普通の人って、コール何回目ぐらいで取るんだろう?
 私の場合、PCさわってるときだったら3〜4回目ぐらいで取れるけど(近くに子機を置いているので)、洗い物をしてたりとか、何かしら手がふさがってるときだと、どうしても7〜8回はコール音を聞くことになる。
 そうすると、大概の場合は、こちらが出るか出ないかのタイミングで、ぷつっと切れちゃうんだよね。
 セールスの電話とかだと、何回以上コールしてもムダだから切って次へってマニュアルがあるのかもしれないが、普通の知り合いとかだったら、もうちょっと待ってほしいなぁ……と思う。
 町内のお年寄りなんかだと(役員をしてる関係上、よく電話が入る)、せっかちな人が多いのか、5〜6回で諦めちゃうみたいなんだよね。
 留守電も入れてくれないし……まぁ、留守電に関しては、若い衆でも苦手な人はいるから仕方ないかな、とも思うけど。
 考えてみれば、昔(と云っても、せいぜい2〜30年ぐらい前か)だったら、核家族って概念もそんなに広まってなくて、居間に黒電話があって、おじいちゃんか、おばあちゃんが一日、電話番をしてる──なんて家も多かったかもしれない。
 そのころの感覚で掛けてきてるのかもなぁ。
 でも、実際のところ、我が家で云えば、昼間は私一人。
 手のふさがる家事をしてれば、すぐに電話に出ることは不可能。
 だから、もうちょっと気長にコールしててほしいなぁ、と切実に思う。
 あとから、
「電話しても、ちっとも出ーせんがね(=出ないじゃないか)」
 と言われてもねぇ……
 こっちが出る前に、そっちが切っちゃってるんだよぅ。
 とは云うものの、私自身が他所様に電話をするとき、コール10回を待てるかどうかって云うと、ちと疑問かも(汗)
 10回も鳴らして「しつこい」って思われないかなぁ、とかね。
 どうしても気にしちゃう。
 こちらと同じ条件(昼間の在宅は主婦一人)の家へかけても、ついつい遠慮がちなコールになってしまったりして。
 難しいね、電話って。