比較の問題
カタログとか、パンフレットとか、見るのが好きなんである。
旅行に行く予定もないのに旅行会社のカタログを貰ってきちゃうし、通販会社のカタログを見るのも好き。
食べ物のカタログも好きだ。
季節の贈答品や、クリスマスケーキ、おせち料理なんかのカタログのことである。
そんなわけで。
この夏も、あちこちのスーパーやらデパートやらの「お中元カタログ」を楽しんでた。
そんななかに、某コンビニチェーンのカタログもあった。
このチェーンの「お中元イメージキャラクター」は、タレントの石塚英彦さん。
「石ちゃんが、おいしいお中元を10品えらびました」
というキャプションが付いてて、お中元と思しき風呂敷包みを抱え、満面の笑みを浮かべた石塚さんが表紙に載ってたりする。
内容はと云うと、石塚さんの選んだ10品については、彼が実物を食べてる写真が付いてて、これがまた美味しそうに食べる人だから、わりと購買意欲をそそられたりするんだ。
でもね。
ある意味、失敗だったと思う、この広告(汗)
だってさぁ、石ちゃんが手に持ってると、何でも(おそらくは)実物より小さく見えるんだもん。
アイスクリームのカップを手に乗せてるところを見た娘、
「極小つぶ納豆のカップかと思った(汗)」
と一言。
一緒に写ってる黒楊枝の長さからして、そこそこの大きさがあると思える大福餅も、石ちゃんが持って食べてると、なんだか妙に小さく見える。
手しぼりジュースのボトルも、180ml入りにしては小さく見えちゃう。
きわめつけに、今にもシシャモを食べようとしてる石ちゃんの写真を見て、相方いわく──
「メダカかと思った……(汗)」
いや、それはいくら何でも、あんまりだろう(汗)
……とは思ったものの、実際そう見えちゃっても不思議はない感じで。
大柄な人だから、どんぶり手に持ってても茶碗に見えちゃうのは日常茶飯事で、こっちもその感覚に慣れてるから、本来の大きさを想像できるんだけれど、いきなりコレ見たら、
「小さいサカナだなぁ」
とか思っちゃう人もいるんじゃないだろうか。
よそごとながら、某コンビニチェーンの売り上げについて、少々心配してしまったのでありました。