なんとなく気がついた事

 
 ちょいと不調が続いてて、どうやらその原因が不眠にあるらしいってことが判明した。
 昔から、睡眠時間は短くて済んでるほうだ。
 ただ、若いころ(笑)は、短い睡眠時間でも普通に活動できていたのだが、流石にそういう無理は利かない年齢になってきたようで。
 寝つきが悪いうえに、2〜3時間で目が覚めてしまい、そこからまた寝つくのに時間がかかるんだから、始末が悪い。
 医者に相談したら、睡眠剤が処方された。
 自慢じゃないが、私は眠剤が効かないタイプだ。
 手術で入院したときも、痛みで眠れないといけないから……と云うんで、睡眠導入剤を飲まされたんだけど、効きゃしなかったからね。
 市販の導眠剤も試したことがあるけど、これまた効かない。
 喘息を起こすようになってからは、寝てる間に咳が出ても起きられなかったらどうしよう、というワケわからん恐怖感に襲われて、よけいに効かなくなってしまった。
 いや、実際には、それで起きないなんてこと、ないと思うんだけど(汗)
 で、今回もらった睡眠剤にも、正直なところ、期待はしてなかったわけだ。
 導眠剤に比べれば効き目は強いのかもしれないけれど、たぶん効かないんじゃないかなぁ、と思って。
 ところが。
 
 効いたよ、見事に。
 
 時間指定されてた睡眠剤を飲んで1時間も経たないうちに爆睡してたうえ、朝まで一度も目が覚めなかったんだな、これが。
 そのかわり、そんなに長時間、続けて爆睡してた経験がなかったもんだから、頭が痛くて痛くて(涙)
 寝すぎで頭痛がするっていうのは、こういうことなのか──と、実感した。
 導眠剤は効かなくても睡眠剤なら効くらしい。
 そんなことを考えながら痛む頭かかえて、もだえてたら相方が言ったね。
 
「いやぁ、眠剤って効くんだねぇ」
 
 相方は、睡眠薬が全く効かないタイプなんだそうな。
 もちろん、導眠剤も効かない。
 そのかわり、寝るのが大好き(爆)
 放置しといたら、ず〜〜〜〜〜っと寝てる。
 相方にも、おつむの調子が悪いときには睡眠剤が処方されてたんだけど、まったく効かないうえに頭痛がしてくるから、飲むのを止めたんだそうな。
 そんなことしなくても、調子が戻ってきたら眠れるようになったからって。
 なるほど、本来「眠る」体質の人間は、眠剤の類を必要としてないってことなんだね、きっと。
 たとえ体調が悪くっても。
 そして、いくら「眠る」ことをしても、頭痛が起きたりとかの不調に陥ることはないわけだ。
 娘も、相方同様、「眠る」のが大好きで、それこそ半日が1日中でも寝てるようなヤツなんだが、寝すぎて頭痛がするって訴えたことはない。
 なんとも羨ましい限りではある。
 
 私はと云うと──
 睡眠時間が確保できれば、それなりに元気が戻ってくる実感はあるものの、この頭痛には耐えられない(涙)
 さて、どうしたものか……(悩)