鳴らない電話に用はない
先日(といっても、4ヶ月も前だけど)、我が携帯・CASIOのCA003が「アラームが鳴らなくなる件」というのを書いた。
あれから、ほぼ3週間置きにアラームが鳴らなくなり、その度に機能リセットをかける、というのを繰りかえしていたんだが、ついに面倒くさくなってショップへ持ち込みを敢行した。
アラームが鳴らなくなったところ、つまり、症状が再現できる状態になった携帯をショップへ持っていって症状を説明したうえで修理に出し、代替機を借りて帰って来た。
1週間ほどしてショップから連絡があった。
時刻設定を手動補正にしていたために、周期的(この場合は3週間ごと)にアラーム機能がおかしくなるらしい、と聞いて、目が点になったね。
どうやら、CASIO側でも想定外の不具合だったらしいのだ。
ショップのおねえさんに、
「どうして手動補正にしてらしたんですか?」
と尋かれ、
「携帯の時刻表示を常に10分すすめることで、遅刻を予防してるんです」
と答えたら、
「なるほど、そういうことだったんですね!」
と、いたく感心されてしまった(汗)
CASIO側から「手動補正にしていた理由は解らないが」と注釈つきで修理詳細が返ってきたらしく、おねえさんも疑問に思ったらしい。
手動補正にしてほしくないなら、そんな機能を付けておくんじゃねぇよ、と思ったのだが、CASIOにしても驚いたかもしれないな、と思うと、ちょいと同情しなくもない。
なにしろ、修理報告書によれば、私の携帯のデータをデモ機に転送して確認しても、アラームの鳴らない症状が再現されたため、携帯そのものに故障・不具合がないことが推測されたそうだ。
今までに報告のない症状だったためか、CASIO側としても、
「自動時刻補正をするか、手動補正の場合、定期的(2〜3日おき)に時刻設定を行なうことで、症状の回避が期待できます」
という、奥歯に物の挟まったような回答しか出してこなかった。
それでも、まったく類例のない症状を突きつけられたにしては、素早い対応だったし、念のために基盤交換と検査を行なってくれたということで、満足して引き取ってきた。
が。
携帯を引き取って数日、今度は音が鳴らなくなった。
アラーム機能どころじゃない。
あらゆる着信音が鳴らないうえ、データフォルダに格納してあるサウンドデータすら鳴らなくなった。
CASIOの助言を容れて自動時刻補正に戻し、設定した時刻に作動するようになったアラームも、画面がぴかぴか光り、メロディ連動のバイブレーションまでするくせに、音は一切鳴らない。
さすがの私も、頭から湯気を噴きそうになりながら、もう一度ショップを訪れた。
症状を詳しく説明したところ、ショップのおねえさん、平身低頭(汗)
いや、おねえさんに謝ってもらっても仕方ないんだよ。
CASIOが基盤交換したら、こうなっちゃったんだから、CASIOに責任を取ってもらわないと。
というわけで、現在またも代替機での生活中である。
今年も、何だかんだと云いつつ、いろいろな役を引き受けてるので、携帯がないと話にならない。
早いとこ、自分の使い慣れた携帯に戻ってきてほしいなぁ。
今度はちゃんと音が鳴るようになって……ね。