子ども手当
早い地域では、明日から子ども手当の支給が始まるらしい。
我が家も対象となる子どもがいるので、月なかばごろには幾許かの振り込みがあるはずだ。
税金やら何やらのことを考えると、手放しで喜べる収入ではないのだが、それでも助かるには違いない。
大切に使わせてもらおうと思っている。
さて。
ニュース番組では、街頭で、
「子ども手当を何に使いますか?」
という定番の質問をしていた。
子どもの学習費、将来に備えての貯金……などの回答に加え、生活費というのも結構な割合を占めていた。
この結果を見た番組のコメンテーターが、
「生活費、と言われちゃうとねぇ……ちゃんと子どものために使われてこその子ども手当ですから」
と言っていたんだが──なんか勘違いしてね?
学習も貯金も良いけど、まずは毎日の生活ありき、じゃないのかい?
子どもに栄養のあるもの食べさせたり、新しい服や靴を買ったりするのは、子どものための生活費じゃないのか?
ちゃんと子どものために使ってるんじゃないか。
なぁにを利いた風なこと言ってんだか……と、二児の母としては鼻で笑いたくなったのだった。
それにしても……子ども手当の予算を捻出するために、ほかの手当を削減されたり、税率が上げられたりで、結局のところ、子どもを持つことを諦める家庭が出てきたりするのでは本末転倒だと思うんだがなぁ。
貰う側としては申し訳ないような気さえする。
今現在、子どもがいる家庭だけじゃなくて、子どもを持ちたい家庭を援助する方向へもお金を使ってもらいたいと思う。
家計が不自由になりそうだからとか、仕事を持ってる母親のフォローがないからとか、そういう理由で子どもが持てないのって、なんだか不自然だものねぇ……