常識的には、そうなんだろうけど
自分が物わかりが悪いタイプであるせいなんだろうけれど、いろんなメーカーのユーザーに対する説明や取扱説明書の作り方なんかに不満を感じることが結構、多い。
最近では、PS3のダウンロードゲーム『Project DIVA〜DREAMY THEATER〜』の起動方法で躓きまくり、結局は相方にやり方を教えてもらって、ようやくプレイすることができた。
「※ご購入後、ご不明な点がございましたら、ドリーミーシアターのメインメニューから「ソフトウェアマニュアル」を選んで内容をご確認下さい。」なんて公式サイトに明記してるわりに、肝腎の「ソフトウェアマニュアル」は起動しないことには閲覧できないんだから、人をバカにした話もあったもんである。
そもそも起動できない場合は、一体なにを頼りにしたら良いんだろうか?
自分たちが理解してることをユーザーも理解してて当たり前、という姿勢をメーカー側に取られてしまうと、いろんな可能性をユーザー側が推測しなければならなくなって、非常に不便なんだが。
今日、ソ○ーの携帯音楽プレイヤーでも、そのことを痛感した。
愛用していた携帯音楽プレイヤー(CREATIVEのZEN)を見失ってしまったので、暫定的にソ○ーのプレイヤーを使うことにしたのだが、不便なんだよね、これが。
専用のソフトウェアが付いてて、そのソフトウェアを使ってPCに取り込んだCDデータをプレイヤーにコピーすることで持ち運べるようにする、というのが、このプレイヤーの使用方法だ。
実際、取り込んだデータを見てみると、普通に.mp3ファイルとしてエンコードされてるんだが、CDからの取り込みや指定のサイトでの購入以外の方法で入手した.mp3ファイルをプレイヤーに入れようとしてもできないんだね。
そういう.mp3ファイルを、そのソフトウェアで作成した.mp3ファイルを格納してある場所にコピーしてみても認識してくれないし、当然のことながら、プレイヤーに入れることもできない。
ZENは外部記憶メモリとしてPCに認識させることができるので、どこでどう作ったファイルでも、自由自在にコピーできたんだが……
そんなわけで、ソ○ーのプレイヤーには、取り込んだCDをそのままコピーして聴いてたわけだが、やっぱり好きな曲だけ集めて聴きたいな、と思ったので、「プレイリスト」というのを作成して、それを入れることにした。
ソフトウェア上で「プレイリスト」を作成してプレイヤーにコピー。
早速、再生してみたんだけど、なんだか曲が飛ぶ? 足りない?
コピーに失敗したのかと思ったけど、PCに接続して見てみると、ちゃんとコピーはできてる。
何がいけないんだろう……と考えてみて、ハタと気づいたね。
プレイリストに入ってる曲を収録したCD(のデータ)がプレイヤーに入ってないと再生できないってことなのでは──?
つまり。
プレイリストはプレイリストでしかないのだ。
プレイリストを作成したと云っても、それは、そこに存在しているCD(データ)の曲から好きなものをチョイスして並べてある一覧表に過ぎず、音楽データそのものではないのだ。
愕然としたよ。
こっちのCDから1曲、あっちのCDから3曲……という感じで、好きな曲を聴きたいだけなのに、こっちのCDもあっちのCDもプレイヤーに入れておかなきゃいけないわけなんだな、要するに。
ソ○ーの人や、このプレイヤーを普段から使ってる人には当たり前の事実かもしれないけど、日常的にフリーダムな音楽プレイヤーを使ってた身としては、不便なこと、このうえない。
つか、そんなに見境なくCDデータの入ったプレイヤーなんぞ、邪魔くさいわ!
こう言っちゃ何だけど、デスクトップに次々とショートカットを貼りつけるタイプの人間が考えそうなことだと思う。
シンプルにしてアイコンの少ないデスクトップを愛する私には、とても理解できない思考回路だとも言える。
そんなわけで、ソ○ーのプレイヤーで、好きな曲だけをチョイスして聴くことは早々に諦めてしまった。
だって、そのためだけに、CD何枚分ものデータを入れるなんて、なんか間違ってるような気がするんだもん。
息子に譲った容量の小さいZENを、もう一度、使わせてもらおうかなぁ……
自分のZEN探すのが先かなぁ……(悩)