25歳か…

 
 名馬・オグリキャップが逝った。
 まさに「怪物」と呼ぶに相応しい名馬だったと思う。
 実は私、芦毛の馬が大好きで。
芦毛の怪物」という異名を持つうえ、地元(というには、ちとズレてるが)笠松出身ということもあって、オグリキャップには特別な思い入れがあった。
 速いこともさりながら、本番に強いタイプっていうイメージがあるのも、私好みだった。
 種牡馬としてはパッとしないままで終わってしまったが、彼自身が強すぎたからこそ、血統としては残らなかったのかも……という気がする。
 彼はただ彼のためだけに、神からその脚を授けられた馬だったんだろうな、と思うのだ。
 
 二頭目の怪物は出ないかもしれない。
 今はただ、冥福を祈るのみ──。