新聞代を払いたくなくなってきた

 
 天下の朝日新聞には校閲部とか校正部とかってものが存在しないのであろうか。
 先日も第一面に小学校の書き取りレベルの誤字を見つけ、
「何やってんだか……」
 と思って、あまりのくだらなさにブログのネタにするのも面倒くさくなって放りだしたばかりである。
 だというのに、今日の第一面には、小学校の書き取りどころか、壁新聞にも劣るんではないかと思われる記事が掲載されていた。
 
 本日(2011.7.12.)付・14版(発行所・朝日新聞名古屋本社)の第一面に、その記事は載っていた。
原発の再開不透明──ストレステスト、時期・方法未定」というタイトルで、内容的には、まぁタイトルどおりのことが詳しく書いてあるだけだ。
 2.5列×8段(表や他記事の写真が入ってるので、実質的には5段分ぐらい)の記事なのだが、その記事の中程に、

しかし、1次評価が地元の理解を得られるかどうかは不透明だ。石塚博英・福井県安全環境部長は「具体的な内容やスケジュールが明らかになっておらず、コメントできる状況にない。(高経年化)原発の安全性など、県の要請に国からの回答がない限り、原発再稼働は認められない」とした。

 という部分がある。
 
 そして、記事の最終部分手前に、

1次評価が終わったとしても、その結果に対して地元の理解を得られるかは不透明だ。石塚博英・福井県安全環境部長は「具体的な内容やスケジュールが明らかになっておらず、コメントできる状況にない。(高経年化)原発の安全性など、県の要請に国からの回答がない限り、原発再稼働は認められない」とした。

 という部分があるのだ。
 
 まったく同じじゃね?
 
 大事なことなので二度、書きましたとかって話でもなさそうだし、何なんだろうね、このいい加減な記事構成は。
 小学生の壁新聞でも、同じことをしつこく書いたら先生のチェックが入るだろうに、天下の朝日新聞で「これ」かい。
 最近、デジタル版の配信を始めたせいで、印刷版に手抜きをしてるんじゃないのか?
 デジタル版だったら、あとから訂正記事を配信すれば、それで済むもんね。
 印刷版じゃ、そういうわけにはいかないんだけど、どうやら緊張感をなくしているものと見える。
 
 どうも最近、新聞代=ブログのネタ代のような気がしてきた。
 もうちょっと身のある情報が欲しいんだけどなぁ、私……