そしてまた一人…

 
 アニメ監督であり、自らも筆を取っていたアニメ作家である芦田豊雄が亡くなられました。
 享年67歳。
 
 彼の描くキャラは、どっちかと云うと「苦手」でした。
 ちょっとほっぺたに「ちょんちょん」がある感じの、ああいうタイプのキャラです。
 アニメって、何だかんだ言いながらも、見た目から入るものだと思うので、キャラデザインが苦手ならば「視ない」という選択肢があるにもかかわらず、ワタルもバイファムも一所懸命に視てしまいました。
 それだけ、彼のキャラクターがアニメのなかで生きていたのだろうと思います。
 また、『北斗の拳』(第一部)における演出は、ともすれば残虐に走りがちな場面に爽快さを感じさせるだけのものがあり、スプラッタ系が極端に苦手な私でも視ることができました。
 
 まだまだ後進を育てていくことのできる年齢だったと思います。
 ご冥福をお祈りいたします。