落語の『茶の湯』じゃあるめぇし…
本日(2011.7.24.)付の朝日新聞「天声人語」欄を読んでいて、大きなため息を吐く羽目となった。
だったら読まなきゃ良いだろう、と言われそうだが、どうしても読んじゃうんだから、これはもう病気のようなものである。
今日は「緑のカーテン」が節電にいい、という話題だった。
なかでも、ゴーヤが育てやすく、実がなれば食べられるから良い、という話でまとめてあった。
ビタミンCが豊富で夏バテ予防に良いというから一石二鳥だ。チャンプル料理に冷えたビールを泡立てる。暑さもまた良し、の舌鼓となる。
……ビールを泡立てるって何だよ(怒)
茶筅で立てるのか?
ボールに入れて泡立て器で引っかきまわすのか?
「冷えたビールを『ぐいっ』。」とかにしておけば、雰囲気も出るのに、なんでまたわざわざ泡立てるかねぇ?
『茶の湯』ってぇ落語に、長屋の連中が「お茶」のたてかたも判らなくて、泡立てるために無患子(ムクロジ)の皮を入れるってのがあったけど、まるでそれだよ。
風情もへったくれもあったもんじゃない筆者に、夏の舌鼓を語ってほしくない──と、しみじみ思った一節ではあった。